限界突破作戦大成功!
昨日、工場長からの連絡があり、良い結果に終わったとのことでした。
しかし、自分で確かめなければなりません。
早速、引き揚げて試聴を開始しました。
ラフなセッティングで試聴を開始。
確かに、全体的に整ったサウンドになりました。
マットな感じも、かなり薄れています。
しかし、出来立てなので内部配線材のブレークインが終わっていません。
はるか昔、聴いた802のような乾いたマットな感じが残っています。
前の所有者がどのように使われていたか分かりませんが、鳴らし込みが終わっていないような感じだったので、そこで、音量をRA-6000の0から96まで音量が調整できる中、67まで音量をアップしてブンブンとエンジンを回してみるようにしました。
B&W606S2Aはどこまで耐えられるのでしょうか?
↑アルバムからHOTEL CALIFORNIAを。
以前、お客様のお宅で聴かせて頂いた38センチのウーハーが付く、巨大なスピーカーより
口径が小さい606S2Aで聴いた方がスピード感のある低音がドスドスと腹に響いてきます。面で押してくるのでなく、芯がしっかりある低音の怖いぐらいの迫力が味わえます。
部屋も流石に揺さぶられますね。
「でかいウーハーは家庭で使う意味がありませんよ。ステージで使って下さい」とB&W606S2Aは呟いています。
工場長も「この華奢な箱で大丈夫なの?」と思っていたそうですが、良くできているのですね。彼は片ちゃんはノーマル状態、もう一方は内部配線材を交換した状態で試聴したそうです。
そこでノーマル状態はどうもツィーターとウーハーの速度感の違いを感じたそうです。
内部配線材を交換した側は、そのような速度感の違いを感じなかったようです。
ウーハー担当の音域により線での再生は、ウーハーにより複雑な運動を要求するので、速度も出ません。良く言うのですがタイヤのバランスが合っていない状態で100キロ、200キロの速度で走っている車のようになります。
それが無くなってこそ高速走行を安定して効率良く、そして気持ち良く走れるのですよね。
イーグルス以外のアルバムにおいても同じように良好な結果を得られました。
ここまでは誰でも技術があれば出来ることです。
ここまでは、普通のオーディオ再生の良好版です。
それでは、店主としては面白くないのです。ここからがライフサウンド流のチューニングを行います。それは単線構造の線材にも欠点があるからです。それを無くすためにチューニングが必要になります。
↑ノーマルの内部配線材。これが606S2Aの能力を抑えています。ハイオクタンで走れる車に悪質なガソリンを入れて、走らせているような状態を押し付けてきます。
ですので多くのオーディオファンは、そのスピーカーが持っている能力の半分ぐらいで、再生をされていることになります。
さらに接続されるケーブルが同じようなより線でしたら、さらに悪化をさせて再生をしていることになります。
その状態がノーマルと言われて評論されている世界が現在のオーディオ界なのですから、何も知らない善意のユーザーたちが気の毒になります。
さらにご家族においては猶更です。
いくらハイレゾになって、意味があるのかな? と思ってしまう店主です。
多少は良く鳴るでしょうけど。
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