歴史の一コマを
ネットが普及していない時代、過去の偉大な音楽家については、文献からの情報を読み、想像するしか無かったと思います。また、学生時代に学校で教わるぐらいでしょうか。
しかし、現代はネットのお陰で画像的にも確認出来ることも、また、SPなどに残された19世紀の名手達の演奏を空気録音により、CD化してくれていることで、100年以上前の演奏を味わう事ができます。
最近入手したこのアルバムには、とても驚かされました。
文献的には、類い稀なる才能を持っていたと書かれていたりします。
10歳でコンサートデビューをしたなど、天才的な才能の持ち主てあったともあります。
現在では吉村妃鞠さんが天才の演奏を聴かせてくれますが、「文献で知る演奏家の演奏を聴けるのか?」と残念な思いで生きるしかないのです。
ですから19世紀から20世紀初頭で活躍した作曲家であり演奏家の方の演奏を聴けるとは予想もしていませんでした。
またサン=サーンスの生きた時代にはジョアキーノ・ロッシーニ、エクトル・ベルリオーズ、フランツ・リスト、ロベルト・シューマン、リヒャルト・ワーグナーらが同時代に活躍していました。
現在の録音方式に慣れている人にとってはSP再生で生まれるノイズを嫌う人も多いと思います。(とはいえ圧縮された音源で聴くストレスよりは、遥かに良いのではないかと思います。)
しかし、HAP-Z1ESの能力とROTEL RA6000とGreat Sixteenの能力、さらに歪みとは無縁のケーブル、SUPERNATURAL「極」のお陰で、サン=サーンスの素晴らしさを堪能することが出来ました。
彼の技術的な素晴らしさを、生々しく体験させられてしまうと、19世紀の才能ある音楽家は、どのような演奏を聴かせてくれていたのだろうという思いが、現実として体験させられたようで、店主はかなり、嵌まり込んでしまいました。
また、サン=サーンス自身による演奏は、70歳とか84歳の時の録音。
それは1905年と1919年です。
それで、この技術を保っていたのか!と驚かされるばかりです。
120年や106年も前の時代の演奏をリアルの堪能出来る喜びは、何ものにも代え難いと思います。
このアルバムは
で購入出来ます。
蓄音機の時代に、この素晴らしい才能を味わっていた方たちと同じような体験をさせてくれる貴重な資料ともいえるアルバムが購入出来ます。
このような企画をしてくださっているシェルマン アートワークスさんには感謝しかありません。
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