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lifesound

復活!!!!

更新日:6月4日

店主にとっては大変嬉しい事が起きました。

ライフサウンドの昔からのユーザーの皆様でしたらご存知の神木社のベラボーチェというスピーカーを。

神木社からは真空管のシングルエンドで音合わせをしているので、真空管のアンプを使うようにと指示が出されていました。

そこで、ライフサウンドでもメロディなどの真空管アンプで300Bを使い鳴らしていました。

しかし、真空管の入手が厳しくなり、安定している真空管に出会うの難しくなり、チャイナ球では到底納得できないサウンドになるので、ある時期から封印をしていました。

そして、その辛さに別れた方が良いかなとも考えて、売り出したこともあります。

しかし、妻や娘から大反対されました。

彼女たちにとっても思い出が沢山あるスピーカーで、その思い出が消えてしまうことに大反対されてしまいました。

それは店主にとっても同じなのですが・・・・・・・。

ATOLLとは相性が悪く駄目でした。

真空管でメロディの845などで鳴らしていましたが、845の良い球に出会うの難しく、

16年ぐらい、隠居というか、ライフサウンドのご神木状態で、新しいスタッフたちを見守ってくれていました。




ライフサウンドのご神木は最終モデルのリファレンス。日本の環境に合わせてあれこれ店主が手を入れました。


そして、つい先日、「ROTELを使って鳴らしてみろ! !」かなり強いエネルギーをベラボーチェの右用のスピーカーから飛んで来ました。

神奈川のNさんのフォノイコのチューニングが終わり、テストをするのにはTD510zMK2が仕事をしているので、それが終わったらと返事をしておいたのですが、無事に昨晩テストも終わったのでした。

そしてNさんのフォノイコを梱包し終わると「そろそろ良いだろう!」と左右のベラボ―チェから催促が。


「ああ、そうだ申し訳ない!」と慌ててセッティングを開始して試聴を。

16年ぶりの再生なのですが・・・・・・・・・・・・


いきなり素晴らしい再生を聴かせてくれました!!!

ベラボーチェをご存知ない方もおられると思いますので、簡単に説明しておきます。

ユニットは全てDYNAUDIO社製、ソフトドームのツィーターとスコーカー。20センチのウーハーを備えています。

ボディは全て神木社の設計によるものです。そして当時としては画期的な作りになっています。

箱共振をさけるためフロントバッフルをはじめ全ての面が同じ状態にはなっていません。

そして、スピーカーユニットが出来るだけ振動の影響を受けないような独特の工夫をされています。

またスピーカーユニットの取り付け位置にも工夫をしています。

内部配線材は全て単線。それも各ユニットに相応しいようにしています。

この様な工夫の上に箱型スピーカーとして箱の存在を忘れさせてくれるような響きを生み出してくれています。

ROTELのRA-6000がこれほど相性が良いとは!!!

FET など使っていないからなのでしょうか?昔ながら良い考え方は残しているからなのでしょうか?

真空管アンプで鳴らしていた時よりいい感じです。845で鳴らしていた時の音を思い出してしまいました。


また接続するケーブル達も、当時から比べたらかなり性能がアップしていることもあるのでしょう。

豊かで温かいサウンドがリスニングルームに響き渡ってくれています。

アシスタントの妻は、久しぶりのベラボーチェのサウンドに「いいね!リッチ!!!」とか騒いでいます。


このスピーカーには様々な物語があります。

最後に神木社を訪問した時はSさんと言うお客様とアシスタントの妻と一緒に神木社の拠点があるサンフランシスコへ行きました。

適当にホテルの名前を書いておけば良かったのかもしれませんが、入国手続きの時に宿泊地の住所を忘れて、危うく入国を拒否されそうになったこと、到着してから観光らしきことをしないでベラボーチェを聴きまくったこと。

UCバークレーで中古のアナログディスクやCDを買いまくりました。

またトイレに入ると屋根に大きな穴が空いていて空が良く見えたことなど。


現在ベラボーチェは生産が終了しています。

DYNAUDIOからのユニット供給が終了したことと、神木社が活動を終えてしまったからです。



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