今年は色々ありました。
2024年ほど、変化に飛んだ年はありませんでした。
ROTELたちがスタッフになってくれてから、SUPERNATURAL「極」たちが生まれ、愚かにも0からオリジナルスピーカーを作ろうと思い立ちましたが、その無謀な企みは、あっと言う間に消えましたが、フィデリウムサウンドの中島社長のご協力で、オリジナルスピーカーを作る事ができました。
30年に渡るケーブル製作からの経験を活かし、さらにSUPERNATURAL「極」を生み出し、その経験を活かし、30年にわたるチューニング技術を投入し、オリジナルスピーカーを製作することが実現しました。さらに、アナログに関してもTHORENSが新しいオーナーの下、素晴らしい製品として蘇り、そしてライフサウンドのスタッフとして参加してくれることになりました。
ライフサウンドの規模ですと、開店当時のスタッフは引退していて、倉庫の一角を占めていましたが、新しいスタッフの保管場所が厳しくなり、本日、すべて手放すことになりました。
Bella Voceだけは神木として、残ってくれています。
開店当時のリファレンスであったYBA1アルファは、当時としては素敵な外観を持っていました。また真空管方向の音質が耳に優しい響きを聴かせてくれていました。
現在はROTELにリファレンスになりました。ROTEL以前は、YBA、CHORD、HOVLAND、Melody、ATOLL、SIMAUDIOなどがメインでした。
その中で、特に思い出があるのがHOVLAND。店主が2000年にラスベガスで開催されたCESでHOVLAND社の創立者であるホブランド氏や彼を支えるパートナーたちと、初めて会うことになり、無謀にも輸入代理店として契約を申し込み、OKをもらいました。
そして、販売をして8ヶ月ほどして、何故か他の代理店に乗り換えるという話になり、代理店契約は消えてしまいました。
当初は泥棒にあった被害者のような気持ちでいました。交代したというなら分かりますが、突然のことでびっくりでした。残念なことに、その後、しばらくしてHOVLANDは倒産してしまいました。
最初は小さなガレージメーカーだったので、ライフサウンドでもお付き合い出来ると思っていたのですが、途中から、大きな工場を作るという話になり、「これは、不味いな」と店主は感じたのです。
日本の市場では飛ぶように売れるとはいかないことアメリカでも新しいメーカーでしたから厳しいなと思っていたのです。当時、店主が知る限りでは、ホブランドさんを支えていたのは、彼がプライベートで作っていた製品を購入したユーザーたちで、建築家、牧場主みたいなメンバーでした。
私が面談したのは、ホブランド氏と、そのようなパトロン達でした。皆さん、素敵な方たちばかりでした。
当時は狂牛病が流行っていたのですが、彼らと会食をしたのはステーキを食べる店でした。
そして、当然、ステーキはウェルダンでした。硬くて、翌日には口内炎が出来ました。(汗)
輸入を開始当時、5歳の娘がホブランドのHP-100のデザインをとても気に入っていました。
そんな事をYBAたちが去った時に思い出していました。
来年はさらに新しいオリジナルスピーカーたちが登場する予定です。
楽器を演奏する方からのご要望があり、その方の夢を一緒に実現するために製作をします。
さらにスピーカースタンドに、ライフサウンドの音質や音響のデザインを組み込むための工夫をした、スタンドの天板などを現実化します。
来年もよろしくお願いします。
店 主
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