Wavetuningフォノケーブル
多くのお客様からWavetuningフォノケーブルについてもう少し詳細を知りたいとのご要望を頂きました。聴いて頂ければ分かると思うのですが。そこで開発にあたってくれた川越研究所の水沼所長に少し呟いてもらいました。
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ライフサウンド オリジナルWavetuningフォノケーブルについて
フォノケーブルに求められるRIAA変換前の音声信号をいかに損失なく伝送できるかにもっとも注力いたしました。
従来のM3構造はオーディオケーブルに一つの回答を得ましたが、ことフォノ伝送に限ってはさらなる“何か”が必要でした。
オーディオケーブルケーブルはインピーダンスが低いほうが良いという一般論がある中で、各メーカーはそれにとらわれることなく様々な構造のケーブルを開発しています。ライフサウンドでは科学に基づきシンプルなケーブルを販売しています。決して太いものではなく、ごく標準的な太さのケーブル類は多くのハイエンド商品を見慣れた方には心もとなく思えるでしょう。しかし、科学に裏打ちされたケーブルに必要以上の太さは必要ないばかりか百害あって一利なしです。適材適所の太さなのです。
さて、フォノケーブルについてですが、さらなる“何か”が何なのか。
MC型のカートリッジは出力インピーダンス4~50Ω程度という、ある意味で理想のインピーダンスです。それに対しMM型のカートリッジは数百~1KΩという高いインピーダンスを持っています。ライフサウンドは、ここに注目しました。そして、調査したのは、ケーブルそのものが持つ静電容量でした。今まで、RCAケーブルやスピーカーケーブルでは単純に単線構造とするとこでそれ以上の静電容量は特別無視できるレベルでした。ところがフォノケーブルはこの静電容量が高域再生において非常に重要であることが調査によって分かったのでした。現在販売されている様々なフォノケーブルを調べてみると、だいたい110~200pfの静電容量を持っています。非常に小さく本来なら無視できるレベルです。しかし、実際音域の計測では10,000Hzあたりから急激に下がっていきます。200pfでは急降下です。これは決して無視してはいけないレベルです。そこで、単線構造で超低静電容量のケーブル素材探しの旅の始まりでした。そして、それは日本にはないものでした。
遂に完成!
ライフサウンドオリジナル フォノケーブルは、静電容量が86pf/mという超低静電容量のケーブルを使用し、且つM3構造にすることにより、MM型カートリッジがMC型カートリッジに対し不利と言われた繊細さの再生を可能としました。超低静電容量ケーブルにより超高音域が再生され、音楽全体の立体感を生み出すこととになりました。
販売されるスマートなフォノケーブルは外皮がわずか直径5㎜程度の細いものです。これも適材適所の太さです。
非常に微細な電流、電圧の伝送に太いケーブルは百害あって一利なしです。
↓ケーブルの特性
Nom. Conductor DCR Nom.Outer Shield DCR Nom.Capacitance Cond-to-Shield
27.3 Ohm/1000ft 9.3 Ohm/1000ft (31 Ohm/km) 26.2 pF/ft (86.0 pF/m)
Nom.Characteristic Nom. Velocity of Prop.
50 Ohm 74%
更に最新のWavetuningを加えることが出来たことで、他の追従を許さない再生の世界を味わうことが可能になりました。
フォノケーブルの長さは1mが理想的ではありますが、環境によっては難しいこともあり1.5mを基本としております。
フォノケーブル以外にはシェルリード線の存在が重要になってきます。それらについてライフサウンドではご用意いたしました。
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