TL51XR cosmicチューニング
更新日:2020年10月5日
愛媛のmさんからTL51XR へのcosmicチューニングのご依頼をいただきました
この時代が最後のCEC製品と言っても良いのかもしれません。
現在は、その時代を超えるようにCECを受け継ぎ、それまでCECを支えたエステックさんが
頑張ってくれています。
このベルトドライブ機能をCEC精神を具現化された製品も21世紀の音楽再生には不可欠な
存在と店主は信じています。
さてチューニングをしてみると、美しく響いていたTL51XRですが、さらに肉付きが良くなり、よりリアルさが増して迫ってきます。
美しい響きのだけの存在からよりリアルな響きへと変化してくれました。
これは機器のグレードが明らかにアップした感じです。
ハイレゾと言って騒がれている時代ですが、その前の時代の再生がまともに出来てないことが多いので、ハイレゾ効果がどれだけ凄いのかすら真には理解されていないのだろうなと
思うこの頃です。
その一つはハイレゾ音源を伝送する存在です。もしケーブルがより線構造のもの使っていたら大した恩恵は受けられないで終わっているのでしょう。
そしてその世界で安住している存在には、それでも少しは良くなったと喜ばれていることででしょう。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか?
先日、この世界の大ベテランが訪問して下さって、TDシリーズを試聴されて
「大変驚いた!!」と言われて大反省してくれました。
彼は耳が出来ている方なので、新しいことに対しても偏見なく聴き分ける能力を持っておられます。
その彼ですら、多くの専門家と出会って試聴を共にして気が付くことは、彼が気が付くことに全く理解されないということでした。
それがこの業界の限界かもしれないと嘆かれていました。
それはそうだろうと思います。オーディオには詳しくとも本来の楽器の音にあまり深く携わっていない方にはどうしても分からないことがありますからね。
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