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RA-6000を試聴開始。
1.電源を入れたばかりでは、少し硬めです。これは当然でしょう。
しかし、この状態で終わってしまうと大変困ります。
さらに言えば、この状態で評価することは難しいのですが、可能性は感じられます。
これが、どこまで化けてくれるのかに期待されますね。
S/Nが良いのは分かります。
2.7時間程度ならして
次第に本領を発揮してきました。スピーカーに対する制動力は抜群です。
さらに立体的な表現はA11より素晴らしいのは当然ですが、
予想を超えた再生能力を持っていそうなことを感じさせられます。
空間表現はTD508Mk4との組合わせもあり、素晴らしいです。
しかし、まだまだ指先や足の指先までまで血液が届いていないようなストレスを感じます。
このレベルでしたその他に素晴らしい機器はありますからね。
3.16時間鳴らして
やっと手足の指先に血液が届き、体が温かくなってきたような感じです。
ともかく自然です。妙に色付けをしていることは全くなく、陰影が深くなり、それが自然です。
また細部にわたる描写も素晴らしいですね。
僅かな時間しか経過していませんが、その素性の良さには感動させられます。
ヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンの↓のアルバムを再生していたのですが、このアルバムのお蔭でしょうか変化が進んできました。彼女の発音の語尾がかなりしっかり出てきました。A11LSは凄いレベルで語尾の発音を聴かせてくれていたのですがもう少しですね。
4.18時間鳴らして
SUPERNATURALチューニングを行いたくなって来たので、チューニング用パーツを造り始めました。
ヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンのアルバムから
川井郁子さんのナチュールに変更して作業を開始。
何度も聴いているお気に入りなのです。しかし、今回は大変困ったことが起きました。
トラック3のミスティ・フォレストあたりから、肌触りではなく魂触りと言いたくなるような響きが始まりました。次の曲の花音では幽玄なピアノの響きから始まり、川井さんのヴァイオリンが作業中の店主の心身から魂へと響きを伝えてきました。
思わず涙が流れてきて作業している視界が見えなくなってしまいました。
これまで何度も聴いている馴染のアルバムなのに、感じ方がまるで違うの次元に引き上げられたようになりした。
次のオーロラでは広大無辺な世界へ誘われ、無重力の世界での解放感に包まれてしまったようになりました。
感動で手が動かず、この世界に漂い続けたい気持ちなってしまい作業が進まなくなりました。
ブラスの音たちがさらに高位な世界へと引っ張ってくれて魂の洗浄を受けているようでした。
この感動を味わえたことがRA-6000の素晴らしさを教えてくれています。
そしてTD508Mk4の素晴らしさも。
さらにSUPERNATURALチューニング行ったらどうなってしまうのでしょう?
現時点では店主は賭けに勝利したようです。
トラック6の浜辺の歌を聴いていると日本の自然の尊いことを思い出させられてしまいます。
今の国情は嘆かわしいことが多いのですが、日本と言う場を与えられていることに感謝の気持ちが湧き上がってきますね。 浜辺に打ち寄せる波のように。
凄いですRA-6000。こういう感動を与えてくれた製品にはなかなか出会えませんね。
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