マーラーを聴いて
最新のチューニングの状態で日々音楽を聴いている店主です。
久しぶりにマーラーを聴きたくなりました。5番です。指揮はテンシュテットです。
使用したアンプはSIMAUDIOの250iとATOLLのIN200seです。
全く個性の違う両者がどのように演奏を聴かせてくれるのか?
楽しみです。
まずはSIMAUDIOの250i・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クリタルトーンとも言えるSIMAUDIOの250i。これまで聴いたこともないような素の楽器の音を聴かせてくれます。
さらにこの楽器はこうして音が生み出される。楽器のボディの素材は、楽器のボディの厚みはこんな感じ。奏者はこうしてブレスをしている。
等々、各楽器の個性ある状態を的確に描き分けながらホールに響く美しい音色を見事に
歌ってくれます。衝撃音の凄さには圧倒されました。
クリスタルトーンから生み出される音楽の激流に身を任せることの心地よさはこれまで経験をしているようでしていないことでした。
真空管でなければとか、ウェスタンでなければとか、1000万円出さなければとかいうことば全て陳腐に感じられてしまうリアルさに圧倒されました。
興奮も冷めやらぬ内にATOLLのIN200seに交代。
ATOLLはハイエンド的表現というよりは、そこに演奏される持つ命というかエネルギーをそのまま伝えてきます。
チューニングをしていますし、内部配線材の問題や半道体のレベルをはるかに上げているので良い意味での描写性も優れています。ですが、それよりも生み出されたエネルギーが怒涛のように店主に迫ってきます。
これは指揮者や演奏者の情熱が音になって表現されているからでしょう。
それは怖いぐらいに凄いものです。
これが12センチ1発のTD712zMK2LSから生み出されているのです。
大型スピーカーとは言えないこのスピーカーからです。
当然ですがTL3 3.0の効果が大きいし、SIMAUDIOのDAコンバーターが優秀であるからです。
しかし、最新のチューニング以前と以後では全く次元の違う世界が、そこに存在してしまいました。
個性の違うアンプたちから、それぞれに衝撃を受ける感動を与えられ店主も生きていて
良かったと思う次第です。
衝撃を受けることはこれまで何度もありましたが、それらの衝撃が全て一つになって
襲ってきているようです。
栃木のTさんの感想をアップしましたが、その後、Tさんからお電話を頂きました。
感想を伝えたいとのことです。
それでご感想は?とお尋ねすると
「凄い!」「凄いんです!」「凄いとしか言えない!!」「体の疲れが吹き飛んでしまい。本来の自分になった感じ!!!」
と細かいことは何もなく受けた衝撃をお伝え下さいました。
Tさんも長年オーディオに親しんで来られた方です。オーディオ雑誌社でも一時働いていたことがあり、それなりく詳しい方なのですが、その方が、珍しく興奮して電話を
下さいました。
店主と同じ衝撃を受けられたということでしょう。
有難いことです。