TL0 復活!
戻って来ましたTL0!! 新品のような顔をして。CECのFさんが頑張ってくれたことで
諦めていたことが実現しました。最初は動くだけかもしれないということでしたが、
「あれこれ行っている内に読み取りをしてくれています!これならいけると思います!」と朗報を伝えてくれました。そして、今日の日を迎えました。
久しぶりの舞台に立たせてみました。
テストには今井美樹、ケニーG、そしてボヘミアンラプソディのサントラを使ってみました。
今井美樹では、冷えた状態からの再生になり、本調子ではない感じでした。サウンドステージは狭く広がりがあまりありません。
20分から30分ぐらい再生しないと本調子にはならないので仕方ないですね。
しかし、その音質は丸くナチュラルです。
ケニーGはサックスの響きが、TL3やTL0 3.0に比較すると甘い感じがしてしまいます。もう少し消え際が伸びてくれたらなあと思いましたが、まだ本調子ではないのでしょう。
数曲かけていたらアシスタントの妻が外出から戻ってきました。ライブエイドのシーンを聴かせて欲しいということで早速再生開始!
「これ映画館で観たシーンと同じ??」と言い出しました。かなりびっくりした顔をして目をパチクリしています。「同じだけど・・・」
「凄い!!!観衆の声の多さが!!映画館ではもっとボケていた感じでこんなに多くの人の声として聴こえてこなかった!!凄い!!凄い!!!」と大喜びしてくれました。
映画館では音圧は凄かったのですが、音質的には不満があったようです。
「この迫力は凄いね!!」と音圧ではなくはっきりと聴衆の声やフレディの声がはっきり聴こえることによる迫力に素直に反応していました。
2.1chでの再生ですから、フレディが聴いている聴衆の声を一緒に聴いている感じになりますね。
映画館のように後ろや横からも音が飛んでくる再生ではありませんが、観客の一人一人の声がしっかり聴きとれます。ジョルジュ・スーラの点描のように。
フレディが聴いている会場の広さ人数などを一緒に体感しているようですね。
この段階でTL0本調子になってくれたようです。TL0 3.0が最新の静粛性と再現性を
もってリスナーを圧倒してくれますが、TL0は優しく円やかに迫ってきます。
最近のライフサウンドのケーブルの性能も以前と格段にアップしていますので、
TL0も最初は戸惑っていたのかもしれませんが、今は現役時代よりも豊かにリアルに
再生をしてくれます。
これでTL0は完全に復活を果たしたようです。現役製品ではありませんが大切な
メンバーが戻って来てくれて何か春を感じるような気持ちになっている店主です。
クリスタルチューニングは未だ行っていませんので、これからチューニングをしてみようと考えています!