DYNAUDIO The Special Fortyその21
The Special Fortyにクリスタルチューニングを施して14時間が経過しました。
通算では314時間です。
before&afterで印象を書いてみますと、以前は、伸びたうどんのようでしたが、以後は腰のあるうどんで噛み応えもよく心地よいという感じです。
店主は音の性質が体に影響しやすい体質なので、この300時間は楽しくもあり辛くもありました。元気になれる時と、どうも体が重たくてやる気が削がれる時を体験させられました。
今回のクリスタルチューニングではノーマル状態がより健康的になったと言えると思います。体が重たく感じることは無くなりました。
そこで今回は、このノーマル状態がより健康になった状態でのお世話が出来るようにすることと、さらには内部配線材を交換した状態でのチューニング&チューンアップの状態をご紹介していこと思っています。
ノーマル状態がより健康になった状態は元に戻すことは比較的に簡単な作業で済みますので、ちょっと冒険してみようと思う方にお勧め出来ます。
さらに内部配線材を交換した状態でのチューニング&チューンアップの状態に場合は、
ノーマル状態では細部に渡り気になるので何とかして、このThe Special Fortyの能力をさらに引き出して楽しみたい方にお勧めしたいと思っています。
The Special Fortyに搭載されているスピーカーユニットは大変素晴らしいものですので、その能力を存分に引き出せるようにしたいですね。
使用されている内部配線材を見ると音の締まりを求めた方向ではなく、少し緩めに味わう方向のケーブルのようです。
ライフサウンド流では、もう少し音を引き締めた感じにしてもよいかな?
また、同じような緩めでも濁りが生まれない方向でも良いかな?
以前取り扱っていた神木社のベラボーチェ・リファレンス(BVR)のような方向へ持って行けたら面白いかもしれないかも?
等とあれこれ考えておりますが、The Special FortyはThe Special Fortyですから、そのオリジナル性を忘れないでより深く音楽を楽しめる方向へしたいということを
基本にしなければと思います。
↑の画像のスピーカーは20年前前後に導入したOpera laと言う小型スピーカーです。このスピーカーは何故か手放せないのです。イタリア製なのですが、バイオリンやチェンバロの音が面白いのですね。
ある時、私の事務をする6畳の部屋がまだ何も置いていない時に、このスピーカーを置いて鳴らしてみました。 等身大のようにチェンバロが現れて演奏しているようでした。以来、このスピーカーの魅力に抗えないのです。スピーカーユニットの固定に関しては、まるで素人が作ったようなラフな作りです。
ここ8年ほど鳴らしていませんでしたが、The Special Fortyとの違いを確認するために鳴らしてみました。
試聴ディスクは当然上です。高品位なサウンドとは言えないかもしれませんがバイオリンの音がカーンとする感じで、何とも良い感じです。
ウーハーは流石に小さいのでThe Special Fortyのような深さはありません。
でもエッジが効いて気持ち良いですね。そして、音色はイタリアンと言っても良いのでしょう。良く乾いた良い感じ!!
そして、The Special Fortyに繋ぎ変えて聴いてみますと、ゆとり、豊かさが素晴らしいですね。しかし、イタリアンのような乾いたエッジの効いたサウンドではなく、あくまでも滑らかです。そして重厚ですね。リスニングルームの空気を揺さぶります。
このような楽しみ方は20世紀型オーディオライフでしょうね。これも楽しいですね。
クリスタルチューニングをしてありますので、以前よりは音の芯がしっかり出て来ています。
今回の聴き比べをして、もう少しイタリア側へ降っても良いかもしれないと思うところもありました。
チューンアップ前のあれこれを呟いておりますが如何なることになるのでしょう?