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店主

DYNAUDIO The Special Fortyその15


The Special Fortyのエージングも228時間になりました。

その14で書いた「このスピーカーの形状は20世紀型ですね。」と書きました。

形状とはブックシェルフ型ということですが、この方式はスピーカーフロントバッフル面にスピーカーユニットが装着されています。 前のその14ではスタンドの性能の影響について書きました。その対処も行い良い感じになりましたが、ここまでてエージングが進んでくると、この箱ですねスピーカーキャビネットの問題が出て来ます。

超優秀な17㎝ウーハーが生み出す振動エネルギー凄いもので、リスニングルームにある備品を揺さぶります。ということはスピーカーキャビネットも振動している可能性が

あると考えてみる必要があります。箱強度は十分なのであろうかと。

そこで過去に扱っていた神木社のマッピンゴディスクを置いてみますと、強すぎて

音が絞られたようになりました。

そこで、↑LSエボニーパッドを天板に置いてみると、見事に箱の鳴きが治まり、楽音がより明瞭になってきました。アシスタントの妻は、「ボリュームが上がって元気な音になった!」と言い出しました。

スピーカーの底部はしっかりとして来たので、その振動が天板方向へ逃げたと言っても良いのでしょうか。

この現象はTDシリーズでは殆ど有りません。20世紀型のスピーカーですとこの点を考慮しないと良い音楽再生は望めないと思います。ですからTDシリーズを最初に聴くと違和感を覚えるのは、この箱鳴り現象に慣れた耳には、あっけなく感じることが

あるでしょうから。

逆にTDシリーズに慣れた耳からすると、20世紀型スピーカーを聴くと、何か制約を受けている感じに聴こえます。

箱鳴りの音が純粋な楽音に色を付けていることでもあります。それが響きを抑えているような印象を与えますので。

さて、The Special Fortyですが、LSエボニーパッドを使う前は、確かに箱鳴りの音が加わっていたと思います。

エージングが進むにつれて、それが顕著になって来たので、店主は違和感を覚えたのでした。

しかし、The Special Fortyのスピーカーユニットはとても優秀ですし、美しいボディも魅力的!

長所・短所を比較すると長所が大きく上回るので、アクセサリー類で調整をし始めました。

稼働時間が400時間に達していませんが、200時間を超えた辺りから、エージングは終わったかなと思えるところもあります。が、引き続きエージング作業は進めていきたいと思います。

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