DYNAUDIO The Special Fortyその12

The Special Fortyのエージングは１７９時間になりました。最近はクラシックをエージングに多用しています。

楽器数が多いので、各楽器の音の分離が良く聴けるかでエージング状況を判断しています。

近年のバロック・オペラ・ブームの火付役となったウィリアム・クリスティと彼の率いる古楽アンサンブル「レザール・フロリサン」によるモーツァルトの「魔笛」。

このアルバムを購入したのは1999年頃でした。やけに目立つところに置かれていました。

リリース時には革新的な演奏として世界中で絶賛されたアルバムだったようです。このクリスティによる演奏は、古楽器演奏にありがちなドギツさを感じさせず、かといってむやみに平板で退屈な演奏でもない、非常にバランスの良いもので軽快に魔笛を楽しめるので店主もリファレンスの一つにしています。独唱陣にデッセー、マニヨンら若手の優れた歌手を起用し、その清浄で美しい歌唱も大絶賛されたようです。とりわけデッセーの「夜の女王」がなかなか素敵ですね。

オーディオ的にも面白くて、登場人物の位置やその動きやオケの位置など、立体的に楽しめる良い録音です。また特にディスク2のトラック1で雷の音が出て来ますが、この移動やその質量ある音はオーディオチェックに面白いと思います。

この小型スピーカーから出ているとは思えない雷の音にはびっくり。

さらにサウンドステージが良く表現されて面白いですね。画像があればもっと良いのでしょうけど。

歌手たちの声の出方が素晴らしいですね。まあ見事としか言えません。臨場感が素晴らしいので楽しくて仕方ありません。スムーズな音の出なので、違和感なく楽しめてしまいまいます。さらに今後が楽しみになってきました。

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