クリスタルチューニングその45
TD307Ml2aLSから乾いた音が出て来たということで、これは経験上からすると、いよいよTD307Ml2aLSにもクリスタルチューニングをする時期が来たという知らせであると確信しました。
早速、クリスタルチューニングをしてみました。ノーマル状態からの作業ではないので楽ですね。
ノーマル状態からチューニングするの意外と厄介なのです。
チューニングを終えてテスト開始しました。
いきなり潤いのある良い感じの音が出て来ました。あの乾いた感じは全く姿を消してしまいました。
非常に心地よいですね。しばらく、あれこれ流した後に、トーレスの音を聴いてみました。
ちょっと違うのですね。ナイロン弦の響きが。少し品格の欠けています。どうも足りません。何が足りないのかと検討していると中音域から高音域のあたりに伸びが無いという感じ。それで音の姿が違うのですね。
トーレスが安い楽器になってしまったようです。
と書いておりますが、これはかなり微細な違いなのですが、この様な違いが分かるようになったのがTD307Ml2aLSへのクリスタルチューニングの効果であるということでもありますね。
これも経験上からしますとアンプ側の問題ということです。
そこで、今度はCDR1に対して中音域から高音域へをさらに表現できるようにしてみました。
これはIN50を始めとしてATOLLのアンプたちに行ったのと同じ手法です。
作業を終えて、テストを開始しました。
最初は以下のアルバムです。
良いですね!! シンバルやドラムの感じが、そして彼の歌声も!! これだけ出て来るとハイエンドな製品にも引けを取らないレベルであると思います。トラック9でのスチール弦とナイロン弦のギターの特徴が良く出ています。
スチール弦のピーンとした響きが美しですね。ナイロン弦の音もボケずに良く伸びます。
次にトーレスの音を聴きました。出て来ましたね~♪
これならトーレスの品格を落としませんね。楽器の質が戻りました。
最後は以下です。
古楽器の響きが暑い夏を忘れさえてくれる響きになっています。マグダレーナの声も透明感が高く、美しくそして強い響きが出て来ます。場の雰囲気が抜群に出て来ますね。
この価格で、この再生が出来るのでしたらお買い得製品ですね!!!
こんなに変身してくれるのは素質が良いからですね。 素晴らしい製品ですねCDR1は!
また、TD307Mk2aLSも凄いですね。こんな小さなスピーカーで1本2万円台のスピーカーですよ。
それでこのクオリティが堪能できるのですから!!
改めてこのスピーカーの凄さに感動しております!!
次はTD508Mk3LSとCDR1の組み合わせで確認してみましょう!