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お客様の声

TD316SWMK2LSのその後


北海道にお住いのNさんからTD316SEMK2LSのその後についてご感想を頂きました。

TDシリーズをお使いのNさんは研究熱心な方です。

今回も興味深いご感想を頂きました。

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北海道のNです。かなり久しぶりのメールとなりました。 TD316 SWMK2を使用し始めて結構な時間が経ちました。 使用を始めてからTD510LSだけでは出ない豊かな低音を楽しんでいましたが、久 しぶりにセッティングを詰め直す時間が出来たのでアレコレやっておりました。 それというのも、購入して以来ずっと不思議に思っていたことが有ったからです。 それは、「音の纏まり」といったものです。日中などはサブウファーを使った 2.1Ch環境で聞いて、夜間寝る時に音楽を再生するときは、TD510LSのみの2Ch環 境で再生するといった使い方をしていますと、音の纏まりに差異が出ることに気 づきました。 確かに、サブウファーを使用した2.1Ch環境は再生音域が広く演奏が豊かに聞こ えるのですが、ボーカルの声が演奏とともに素直に聞こえるのはスピーカー2本 での2Ch環境なのです。当初はクロスオーバーの周波数帯域のセッティングが悪 いのだろうと考えていましたが、パスフィルターの設定を見直してみても、サブ ウファーのボリューム値を見直しても根本的な改善は出来ませんでした。そこ で、位相を逆相にしてセッティングを試みたところ私の視聴環境において良い結 果を得ることが出来ました。 結果的にどうなったといいますと、ウーファーの存在が以前より無くなったのです。 無くなったと言うよりは「居なくなった」と表現したほうが良いかもしれませ ん。低音は強調されつつその存在を潜めた音は、大口径のフルレンジスピーカー に置き換えた様な音となりました。 恐らくは、位相を逆相にしたことで音の減衰が早まった事によるものかと思います。 兎に角、音の繋がりが良く明らかに纏まった再生音が鳴ることが分かりました。 しかし、欠点もあります。逆相での再生では、サブウーファーの一番低い音の部 分が削れてしまうのです。沈み込み響くような低音が減ってしまうのが悩むとこ ろですが、私の好みにおいては現在の逆相でのセッティングがベターですね。 部屋の環境や再生機器のレイアウトによってはこの限りでは無いのでしょうが、 また一つ、この素晴らしいサブウーファーの使いこなしが見つかった事は私に とっては収穫でした。また時間が出来たときには、スピーカーとウーファーの配 置や距離を変えて試してみたいと思っています。 それでは、今日はこのへんで失礼します。

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