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最終段階sono2

いよいよ大詰めになってきたFYNE AUDIO のF500SP。

ライフサウンドのカスタマイズ経験から導き出される、この素晴らしいスピーカーの微妙な問題解決へと進みました。



それがこの部分です。あの素敵な銀のジャンパー線は姿を消しました。

スピーカー接続端子ですが、よく見れば銀のようです。

銀が絶対に悪いと言うことでは無いのです。

その量が多いことが問題なのです。これまで色々と素材テストを重ねました。

銀素材だけのケーブルも作りました。

しかし、高音域が伸びているように聴こえますが、音の輪郭は甘く、リアリティに欠けていました。ドンシャリ系のサウンドが好きな素人の方には受けるようですが、我々のような立場で音楽を再生している者には、色付けの少ないフラットなサウンドが好まれます。


そこでシルク巻き単線でジャンパー線を作りました。

また出来たてのホヤホヤなのですが、甘かった輪郭がかなりしっかりと出てきました。

しばらく鳴らしていて、遂に一番難しい再生に入りました。

それはクラシックギターの演奏です。それもトーレスを使ったSTEFANO GRONDONAの演奏です。


結果ですが↑の画像の様な音でした。(汗)TDシリーズで簡単に再生出来ていた音が出ていません。

さらにアナログでは何時ものパネル・ウィランの最後のベサメムーチョでも。

楽器の音が微妙にプラスチックのような感じでした。(汗)

そこで新しいジャンパー線を鳴らし込んでみて6時間ほどして、ブックシェルフ型スピーカーが持つ共通の問題点をパワーアップシールでチューニングしてみました。


すると、やはりでした。見事にトーレスの乾いたどくどくの音色が再生することが可能となりました。パネル・ウィランのサックスもサックスの音がします。


パワーアップシールの効果は絶大なのですね。このブックシェルフ型スピーカーの持つ問題点に気づいているメーカーは少ないです。

また知っていてもコストの面で目をつぶっているようです。


TDシリーズは見事に解決しています。ライフサウンドの過去のリファレンススピーカーで

ある神木社のベラボーチェもそうです。


素晴らしい素質を持つスピーカーでも微妙な問題を抱えているものです。

それを解決してあげると、それは見事に見事にその実力を発揮してくれるのです。


都市伝説だけでスピーカーを評価している方には関係ない事ではあると思いますが、

深い音楽性を持った方には、どうしても避けては通れない問題であるのです。

FYNE AUDIO のF500SPも深い音楽性を持った方には好適な存在であることを証明してくたようです。

現在は通算で65時間ぐらいです。この状態で100時間まで鳴らし込んでみます。

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